お悩み:
自分の悪口を言われても、極力気にしないでいるにはどうしたらいいでしょうか?  私は自分の悪口が聞こえてくると、その瞬間に心臓がバクバクしてきて凄く嫌な気持ちになります。

悪口を言う人のことは、ほっておけばいい、とよく言われるのですが、どうしても自分の悪口を言われると気になるし、嫌な気持ちがおさまりません。 みんなから好かれようとも思っていませんが、自分の悪口を言う人に対してどのような気持ちのスタンスでいれば最小限にストレスを減らせるのでしょうか? ぜひ、アドバイスをしていただきたく思います。 よろしくお願い致します。

答えのヒント:
どんなに心が傷つく経験だろうと、このお悩みに取り組むことにしました。

これを読む方々の中には「そんなの気にしなくてよい」と割り切れる方もいらっしゃるかもしれません。残念ながら僕はすっぱりと割り切れないタイプ。ネガティヴなエネルギーを跳ね返すだけの自信という壁が薄いのでしょうか。

割と長い人生の中で(笑)、直接耳に入らなくても自分に向けられる否定的な意見が間接的に耳に入る経験はありました。特にその内容に対し、自意識がない事柄は「そんな風に捉えられているのだ」と愕然とします。

悪口ではなく、たとえ力量の足りなさを指摘された「意見」でも、人格が否定されたと感じてしまいます。

万人に好かれることや、自分の行動が常に完璧であることなどは無理だと承知していても、心がキュッと固まり、縮むような経験したことはあります。とてもつらい感情ですね。

人に好かれることや完璧主義を止めれば幸せになれる・・・というのを最近インスタグラムで読みました。

分かってはいるがそんなに簡単ではない。

とにかく心はパニック状態。自分に向けられる否定的な意見に対し、自分を弁護したい気持ちもいっぱいです。心の中は火事のようです。

まさに水を浴びるように冷静になる必要があります。

その後でやっと他者の意見から学ぶことがないかと深く考え、自分が気付かなかったマイナス部分や、改める必要があることに取り組むことができます。

実のところ、悪口を耳にしたその瞬間をどのように対処すればよいのか分かりかねます。

僕は不名誉だと思うことほど、自分の中で終結させようとする傾向があります。そんな時は寡黙になり、なんとか耐えて乗り越えたのでしょう。それしか思いつかなかったのです。

長い間、トラウマのように引きずっている他者の言葉もあります。中には「良かれと思って」言われた言葉でも、傷つくものもありました。そんな時は「苦しんでいるのは自分だけで、相手は僕を苦しめたことすら忘れている(知らない)」のだと思うことがあります。良かれと思っているので、苦しめるつもりもなかったのでしょう。これは割に合わないと、なんとか過去のものとして置きたいものです。

正直なところ、この質問に対し適切なアドバイスが思い当たりません。でもあなたの痛みは分かるつもりです。

明確なことはあります。
・気安く否定的な言葉を口にする人がいる。
・全体の一部しか見ずに、ネガティヴな言葉をまき散らす人がいる。
・悪口を言う人は、自分ではそれを覚えていない。
・内容が事実か否かが問題ではなく、こちらの心の経験をなんとかしなければならない。それは自分の責任である。

色々な意見(褒め言葉も悪口も)が出てくるのは当たり前。心が縮むような言葉から自分を守る壁を強くすることが、自分を救う方法だなと分かります。

悪口を言われたら、その苦しい気持ちをどのように乗り越えればよいのでしょう?
皆さんにも良い案がありましたらシェアしてください。

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文 ヨガインストラクター ヤスシ/編集 七戸 綾子