こんにちは。ピラティスインストラクターのカオリンです。

今回のテーマは「ピラティスの極意」。

ピラティスにはたくさんの流派がありますし、インストラクターによって指導の仕方も違います。今回は、私がクラスを指導する上での「極意」。つまり、持論ですが(笑)、3つの極意を紹介したいと思います。

1.まずは動く!

かなりスパルタな印象を受けるかもしれませんが、動かない事には自分がどれだけ動く事ができるか?なんて分からないのです。

正しく動く必要はありません。呼吸も指示と合ってなくても何も問題ありません。隣の人と少しくらい動きが違っていても大丈夫です!まずは動いてみましょう。それが、はじめの大きな1歩になるのです。

2.意識することは1つに絞る!

お腹の使い方は、もちろん大切。呼吸の仕方も重要。ですが、お腹も呼吸も動きも・・・と全部を意識し、全部に集中することはとても難しいテクニックです。

もちろん!すべてに集中して動く事が1番ですが、呼吸に意識を向けると動きがバラバラになり、動きに集中すると呼吸が分からなくなる、なんて思うなら、まずは、「今日は何を意識するか」たった1つに絞ってみて下さい。

今日はお腹を意識しよう!と決めたなら、お腹の使い方に集中し、呼吸や動きが正しくできているかは、もう気にしない。

最後までその意識が続くか続かないかは別。「最初に何をするか決める」という事がとても大切です。

3.できない事は諦めてもいい!

その日の体調やクラスをうける時間帯、天気などによって私たちの体は変化します。いつもはできるのに今日はできない。そんなことは当たり前なのです。

今、その時に感じる感覚に素直に従ってみて下さい。「まだまだやれる、頑張るぞ!!」「こんなもんじゃない、もっとできる!」と、チャレンジすることはとても大切な事ですが、「今日はムリしないでやめておこう」という選択もあり。その選択肢を作ってあげて下さい。

私たちインストラクターは、クラスの中で多くの言葉を伝えています。私たちが発する全ての言葉には意味がありますが、それを受け取る皆さんにとっては、「その時は」意味のない言葉もあると思います。

ご自身の心と体が感じるままに、楽しく動きましょう! やはり、最後はここにたどり着きますね。

by ピラティスインストラクター カオリン