空気が乾燥してくる季節。さらに暖房で室内の湿度も下がる一方です。肌の調子、喉のコンディション…乾燥は美容と健康の大敵です。体のエキスパートであるインストラクターのみなさんはどんなふうに、乾燥対策をしているのでしょうか? 

ヨガインストラクター カナコ

私はアーユルヴェーダでは、超がつく程のヴァータ体質なので、冷えや乾燥が強い秋冬の過ごし方は体調を大きく左右するようです。

工夫が必要な体質の割に『こまめに水分補給をする』、『お風呂上がりにはすぐに保湿する』ぐらいで特別なことができていません。

ただ、カラダ本来の力を発揮できるように食事をすることは意識しています。特に、この時期には『鶏手羽肉のスープ』をよく作ります。鶏手羽肉にはお肌のもとになる良質なタンパク質、コラーゲンが豊富です。

また、肌だけでなく、鼻や喉の粘膜を保護し乾燥防ぐ働きを持つ『ビタミンA』も豊富に含まれるため、乾燥によるダメージを予防するのにも役に立ちます。さらに、タンパク質を多く含む食事は体温を上げる効果が期待できますね。

何よりも『効果がある』と思って食べることも重要な要素です。

『鶏手羽肉のスープ』を食べていると、コラーゲンを摂っているという気持ちからか、肌艶が良いような気がします。鼻風邪や喉がイガイガすることがほとんどなくなり、風邪をひきにくくなりました。眼の乾燥も防げている気がします。

人にも『鶏手羽肉のスープ』は、乾燥対策におすすめしたいですね。気軽にできるものとしてもう1つの対策は、肌の温度は28度を下回ると急激に保湿性が失われ、バリア機能が下がると言われているため『肌を冷やさないように、寒い日は手のひらで顔を温める』ことです。意外に効果ありますよ。

お話し ヨガインストラクター カナコ/編集 七戸 綾子