お悩み:
先生と生徒、という構図にとても依存してしまいます。素晴らしい先生に出会い、尊敬し、もっと学びたいと思う気持ちが増す一方で、いつかは離れないといけない時が来るのだと思うと不安にさいなまれます。どのように向き合っていけばいいのでしょうか?

答えのヒント:
学ぶという事や師弟関係について大切なポイントに気付かれましたね。この質問をいただいて、僕自身も考えるところがありました。

私達は主に知識を得るために「先生」や「師」という存在を必要とするのではないでしょうか? 特に学校教育では知識を身につけるために授業を受けていると考えられますね。その他の部活動を始めとする課外活動では「経験」を得ているのではないでしょうか?

僕がヨガを勉強し始めた頃は、「人生をガイドしてくれる光のような存在」の必要性を感じていました。初めはそれが実在する人物(経験のあるヨガインストラクター)でした。確かにヨガの知識を得るため、身体的な熟練度を上げるためには導いてくれる人が必要だったわけですが、改めて考えてみると、ヨガや人生に於ける教えとなる「経験」は自分で培うものなのかもしれません。

もちろん「知識」を必要とする場合は、専門性の高い先生についたり、本を通じて勉強したりすることでしょう。しかしそれが経験(時には人生そのもの)を伴わなければならない時は、自分自身が自らの師となるのでしょう。

暗闇を歩くのに、初めは明かりと共にガイドしてくれる人がいたとしても、後には自分で明かりを持って行先を決めながら歩むことが大切なのだと思います。

自分で歩むとは、学ぶことや経験することに対し責任を持つという事です。

これは仕事のシーンでも同じことだと思います。

時にガイドが必要だとしても、学ぶという事は自身が師と生徒、両方の役目をすることではないでしょうか?

人は内なる師を意識し始めることで、実在する師とのバランスもできるのでしょう。

ヨガも人生も知識ではなく経験になってこそ意義があるのだと思います。

自分で歩くとき、人は強くなるのでしょう。

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【yoggy institute lab】ヤスシのハタヨガ研究室

文 ヨガインストラクター ヤスシ/編集 七戸 綾子