読者の方々から届いたインストラクターへの質問のなかから、特に多かったものをご紹介。あなたの「?」を「!」に変えます。

Question
現在、妊婦です。マタニティヨガを始めたいのですが、妊婦前もそれほど運動しておらず、ついていけるか不安です。そんな私ですが、参加しても大丈夫でしょうか?

Answer
普段、マタニティヨガのクラスを担当しているリカ先生に答えていただきました。リカ先生はマタニティヨガのインストラクター養成コースの講師もしている経験豊富なインストラクターであり、一児の母でもあります。

「マタニティヨガは、ハードでチャレンジングなものではありません。医師の許可があれば、どなたでもご参加いただけますので、安心していらしてください。

とはいえ、何がハードで何がチャレンジングか、感じ方は人それぞれですよね。安定期に入ったばかりの方は、まだお腹も軽く動きやすいですが、久々の運動で動きが弱々しい方も多いです。すでに後期で、大きく重いお腹で初めてヨガをされる方は、呼吸も浅く、決して素早くは動けません。

ヨガのインストラクションは、始めての方には特に(そうでない方にももちろん)気を配りつつ、クラスを進行させますので、担当の先生に、「初めてクラスを受ける」という旨を伝えてください。そのほか、何か心配事項があれば、気軽に話しかけてみてください。ハードで負荷が強いポーズを強制することはありませんし(笑)、必要な時にはいつでも休んでいただいて問題ありません。

命を育み大きく変化していく貴重な時期、ご自身の内側に意識を向けて、カラダとココロをケアしましょう。」

マタニティヨガ、5つのメリット

体が重たいからといってじっとしていては、別の不調も出てしまうこともあるし、いざ出産のときも体力不足となっていしまいます。妊婦さんに人気の運動として、ウォーキングやマタニティスイミング、マタニティビクスなどありますが、なかでもどうしてマタニティヨガがいいのでしょう?

1.出産に向けて少しずつ体力づくりができる
スムーズな出産のためには、それに向けての体づくりが必要。ヨガのポーズは、筋力と柔軟性が無理なくついてきます。

2.お産で大切な骨盤への意識が高まり、産みやすい体に。
ヨガのポーズをとるときに、骨盤の向きに意識を向けることで、出産のときの骨盤の動かし方への意識も高まります。

3.深い呼吸法を身につけることで、陣痛への準備ができる
ヨガで重要なのが呼吸。動きに合わせて深い呼吸を習慣づけておけば、妊娠期のリラックスはもちろん、陣痛時の対処法も身に付きます。

4.心身の変化に気づきやすくなり、妊娠・出産・育児に前向きに
ヨガを通じてその日そのときの自分の心身に目を向けることで、変化を感じ取る力がつきます。すると自分の状態が冷静に見られ、出産や育児にも前向きな気持ちでのぞめるようになります。

5.ヨガ=調和 がんばることと受け入れることのバランスがとれる
ヨガには「調和」という意味があります。しなやかさ/力強さを心と体でつくっていくことが真髄。出産・育児でも「がんばることと受け入れること」のバランスがとれるようになってきます。

メリットいっぱいのマタニティヨガ。妊娠期をより快適に過ごすために試してみてはいかがでしょう。


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編集:竹内まり子