読者の方々から届いたインストラクターへの質問のなかから、特に多かったものをご紹介。あなたの「?」を「!」に変えます。

Question
インストラクターの方々はみなさん、生徒たちの前で堂々と教えていらっしゃいますよね。緊張はしないのですか? 私は人前に出ると緊張してしまうので、克服方法があれば知りたいです。

Answer
yoga マリコ先生

インストラクターデビューした日、行きの電車の中で心臓が口から飛び出そうに緊張していたのを、今でもよく覚えています。そういうときこそヨガの深呼吸!と思って、自分を落ち着けながら必死にクラスをやり終えたら、生徒さんにすっごくリラックスできました!と言っていただけて拍子抜けしました。どうやら内側では相当緊張しているのに、周りから見ると落ち着いて見られるようです(笑)。

緊張は悪いものではありません。緊張感がないと集中力も散漫になりますよね。緊張している自分を客観視して、良い緊張感に変えていければいいなと思いながら自分と付き合っています。

緊張して頭が真っ白になった時におすすめなのがハキニムドラー(写真・上)。このムドラーは右脳と左脳の働きをバランスをとり、集中力を高めます。一時的に忘れてしまったことを思い出したい時にも効果がありますよ。


pilates レイコ先生

私は人見知りなので、毎回レッスン前はとても緊張します! 特にスタジオ・ヨギーのように毎回違った生徒さんが来てくださるスタジオではいつもドキドキしますが、クラスに入ってしまえば緊張していたことをすぐに忘れてしまいます。

常に新鮮なクラスを行なうためには、程よい緊張感も必要かと思います。ただ、こちらが緊張しすぎてしまうと多分生徒さんにもそれがうつってしまいますよね。

特に初めてヨギーに来たという方や初めてピラティスクラスに参加するという方は、とても緊張されていると思うので、私が緊張し過ぎないように気をつけています。

時間に余裕を持ってクラスの準備をしたり、クラス前にスタッフや生徒さんと他愛のないお話しをしたり……それだけでもすーっと緊張が抜けていきます。また、朝のクラス前は呼吸に合わせながら身体をゆっくりく動かして心を落ち着かせるようにしています。


beauty pelvis ノリコ先生

人前に立つのは、今でも緊張します! ただ、インストラクターを始めた頃に比べたら、だいぶ緊張しなくなりました。きっと、慣れもありますね。

緊張しているときは、氣があがっていて、意識が胸や頭のあたりにあります。「緊張しているな」と感じるときには、吐く息と共に、意識を丹田に持っていくようにします。すると、身体の余計な力が抜けて余裕が生まれ、本来の力が発揮できるように感じます。

また、「自分がどう見られるのか?」などと、自分に意識が向いているときも、変な緊張があります。そういう時も、相手に意識を向け、「相手に伝えたいこと」に集中すると、緊張を忘れることができます。


・【募集中】インストラクターへ聞いてみたいことはありませんか?

編集 竹内まり子