読者の方々から届いたインストラクターへの質問のなかから、特に多かったものをご紹介。あなたの「?」を「!」に変えます。

Question
ベテランのヨガインストラクターの方が、日々のヨガの練習以外に、ピラティスを取り入れていると聞きました。ヨガをやっている人にとって、ピラティスの良さは何ですか?  私もやってみたら、効果あるのでしょうか?

Answer
ヨガのためにピラティスを行う人がいるのか、ピラティスインストラクターのヒロコ先生に聞いてみました。

「ヨガのためにピラティスを行う方は、増えていますよ。ヨガに限らず、ピラティスは、ゴルフやダンス、バレエ、テニスなどさまざまな分野の方が体幹を鍛えて、安定性やバランス力を養うために取り入れています。ヨガのアーサナで、『苦手なアーサナがあるのだけど、筋力が足りないせいだと思う』と相談にくる方もいます。」

実際に、ヨガのためにピラティスのエクササイズを取り入れているという、アズサ先生に聞いてみました。長年アシュタンガヨガを週5~6日練習しているそうですが、8年練習してもできないアーサナがあり、考えたそうです。

「体幹がうまく使えず、身体を内側に引き込むことができないのでは?と思ったのがきっかけです。

筋肉を使う、各部位筋肉のスイッチの入り方は人それぞれだと思うのですが、娘が5歳くらいの頃、同じ幼稚園の女の子の腹筋がうっすらと割れているのに気づきました。驚いてその子のお母さんに『何か運動しているの?』と聞いたら何もやってないということ。幼い子どものお腹はぽっこりしているのが一般ですが、普段何気なく生活している中でも自然に腹筋を使っている子もいるのだ、と驚きました。

私は長年腹筋をあまり使わない姿勢だったので、ヨガを始めてから腹筋を意識し始めましたが、なかなかスイッチが入らず、身体を内側に引き込むのが難しいと感じ、ピラティスも行ってさらに積極的に体幹を使えるようになりたいと思いました。」

体幹を鍛えるならばいろいろ方法はあるなか、アズサ先生は、どうしてピラティスを選んだのでしょう?

「ピラティスの良さは、自重で(自分の体を生かして)体幹を鍛えるところです。同じくヨガも全身を調和させてアーサナをとるので共通するところがありますし、さらに足先まで意識を繋げることは、ピラティスもヨガも一緒だと思います。」

アズサ先生はピラティスの一般クラスを受講後、さらに自分の身体や動きに対する疑問がわいてきて、ヨギー・インスティテュートの「ピラティス・ベーシックコース」(ピラティスの基礎を座学、実践を交えて学ぶトレーニング)を受けるまでに。その後、マンツーマンのプライベートクラスも受けるようになったそうです。

アズサ先生は、ヨガをしている方で、どういった方にピラティスをおすすめしますか?

「スタジオ・ヨギーのヨガクラス『フローII』やアシュタンガヨガクラスのようなアドバンスのクラスを受けている方にピラティスは向いていると思います。体幹をしっかり使えていないとなかなかアーサナが安定しません。ピラティスで体幹を鍛えると、アドバンスのポーズがとりやすくなりますし、腰痛防止にもなります。」

今回、ヨガの上級アーサナ(アドバンスのポーズ)や苦手なアーサナを見直すためにピラティスをお伝えしましたが、あらためてヨガをする目的を見つめなおしてみるのも、いいでしょう。リラックスするためのものだったり、自分を見つめなおすためだったりと、人それぞれです。アズサ先生は、「私はアーサナをすることで心と体がとても健やかな状態が保たれていると思い、ヨガの練習を日々しています」とのこと。そのために、ピラティスをエッセンスとして取り入れているのは、ヨガをより長く続けることにも貢献しそうです。

編集 竹内まり子

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