読者の方々から届いたインストラクターへの質問のなかから、特に多かったものをご紹介。あなたの「?」を「!」に変えます。

Question
ヨガのレッスンを受けていると、インストラクターの方からときどき「アライメントを整えます」といった言葉が出てきます。アライメントって、なんですか?

Answer
この質問について、ヨガインストラクターのケイコ先生に訊いてみました。

──アライメントとは、ずばり何でしょう?
アライメントとは、“理想的な骨と骨格筋の配置”のことです。
まずは、アライメントalignment=姿勢、が分かりやすいでしょうか。さらにヨガでは、ポーズや動きがあるうえに、その人それぞれの体格や柔軟性などの違いもあるので、人それぞれの“理想的な骨と骨格筋の配置”ということになります。(骨格筋とは、筋肉の一分類で、骨格を動かす筋肉を指します。)

ちなみに、align(動詞:アライン)は、整列させる、沿わせる、という意味があり、それは一直線とは限らないのです。カーブに沿って整列する、ということもありますし、ヨガインストラクター資格のひとつ“全米ヨガアライアンス”のアライアンスも、その規定に沿っている人に与えられる認定、という意味ですしね。

──人それぞれに体つきが違って、理想的な骨と骨格筋の配置が違う、というのが重要ですね。

そうです。例えば、立ち姿勢について解剖学的に言えば、骨盤を立てて、背骨のカーブを緩やかに保って、その上に首が負担なく乗って、左右対称で……という原則はあります。ただ、それが、すべての人にとって正解、とは限らないのです。ヨガ、特にスタジオ・ヨギーで教えているyoggy yogaのメソッドでは、その人のエネルギーの通りがよくて、不具合がなく、ハッピーであれば、それがその人のアライメントとなります。それが個性だったりチャーミングなポイントでもありますよね。愛すべき癖です。

──人によって体つきはそれぞれ違いますし、同じ人でも年齢で変わってきそうですね。

自分の理想であるアライメントを知っておくといいですよね。いいアライメントは、はっきり分かるはずです。胸を開いて、肩のポジション少し後ろに変えたら、首がすっきりとしたり、呼吸が深くなった経験はないでしょうか。
ここが自分の理想的な位置なんだなと。家に帰るというか、あるべき場所に戻った感覚になりますよ。あっ、ここだ。と。
そして、ヨガを通して、身体だけでなく、自分の理想の心持ちも分かってくるはずです。その心持ちを知っておくと、何があってもその理想の心持ちに戻っていきやすいし、ストレスがかかってもそれを手放しやすいですよね。

──では、スタジオ・ヨギーの「ヨガ アライメント」というクラスは、具体的にどういったクラスなのでしょう? 「ヨガ ビギナー」も同じメソッドになりますよね。

「ヨガ ビギナー」のクラスと「ヨガ アライメント I 」は同じメソッドです。「ビギナー」では、基本的な足・肩・背骨の使い方をヨガのポーズを通して練習していきます。自分の愛すべき癖を知るチャンスでもあります。

例えば足ぶみをして無意識に動きを止めると、自分では、左右同じつもりでも、右足が前に出ていたり、外側に向いていたりします。両手を左右に広げると、自分では肩の高さにあげているつもりが、片側だけ下がっていたりします。つまり、動きと自己認識にずれがあります。
ヨガのポーズをしながら、自分の動きを再認識することで、よりよく動けるように筋肉を再トレーニングしたり、自分のイメージと実際の自分の動きをあわせていくことで、効果的に身体を動かせるようになります。自分のボディイメージが変わると、可動域も変化していくことがあります。

「ヨガ アライメント I 」は、ビギナーの次にチャレンジしてほしいクラスで、自分のアライメントを知ったうえで、可能性を引き出す内容になります。たとえば、関節の可動域を広げたり、柔軟性を高めたりできるので、チャレンジする喜び、できることが増える喜びも感じられるでしょう。

中上級のポーズは、気合いだけでやるとケガにつながることがあります。そのクラスの中でピークになる、運動量、柔軟性、筋力が最も必要なポーズを「ターゲットポーズ」と呼んでいます。アライメント I のクラスではそのポーズへ向かうプロセスを丁寧に行うことで、安全に効果的にチャレンジすることを目指します。その人にとって難しすぎるポーズは、力が入りすぎて、身体は抵抗します。ちょっと負荷を与える、徐々にレベルアップする、というのが大事ですね!

──ちなみに、スタジオ・ヨギーには「ヨガ フロー」というクラスもありますが、違いはなんでしょう。

身体的な部分では、「ヨガ アライメント」が自分の身体、アライメントを知る場だとすると、「ヨガ フロー」はポーズ、アーサナをより楽しむため場、となるでしょう。
なので、まずば「ヨガ ビギナー」で自分のアライメントを知っておくといいですね。「ヨガ フロー」のクラスを受け続けているときも、たまに「ヨガ ビギナー」で自分のアライメントの確認・調節をすることをおすすめします。

****
|関連記事
ヨギー・ヨガは、どんなところが特徴なんですか?
初級クラスから、中級クラスへステップアップは、どんなタイミングがいい?~ヨガ編~
スタジオ・ヨギーのクラス内容やステップアップについて記事です。

|お知らせ
「ヨガ ビギナー」「ヨガ アライメント」「ヨガ フロー」は、スタジオ・ヨギー全店や、オンライン『Livestreamクラス』でも開催しています。
スタジオ・ヨギーがはじめての方は、こちら
Livestreamクラスについては、こちら

編集 竹内まり子