この世に笑顔がなくなったら?
家族に笑顔がなくなったら?
笑うことが出来なくなったら?

想像するだけで、胸が痛くなりませんか?
それは、私たちが、深い意識で繋がっているということを示しているようです。
心の忙しさに見失うこともありますが、私たちは、自分と、誰かの幸せを祈る愛を持っています。

だから、自分と、誰かの幸せを祈ることは、自然な想いと云えますが、時にその想いを抱くことも、伝えることも、難しいこともあります。
移りかわる心が示す愛は、悩ましいものです。

私には、人生を懸けて愛を伝え続けている尊敬する先生がいます。
抱きしめる聖者として、世界的な慈善活動を行うアンマ(お母さん)と呼ばれるシュリー・マータ・アムリターナンダマイー・デーヴィーです。

アンマは、幼い頃から、困っている方を見逃せませんでした。母親が病弱で、9歳の頃から、7人の兄弟の世話を果たす貧窮した生活のなかでも、彼女の利他を想う気持ちは損なわれることなく、ある時、目の前の苦しむ方を抱きしめたのが始まりで、それから、過去49年間に、延べ3900万人を抱きしめています。

アンマの願いは、世界の平和。彼女に集まった寄付金は、食物、住居、教育、医療、生活環境を整える為に、世界規模で貢献しています。

アンマのボランティア・スタッフとして活動したこともありますが、彼女のもとには、世界中から、様々な想いを抱えた方が集まります。その中には、悲惨な状況を、涙で訴える方から、幸せに満ち溢れた笑顔を浮かべる方まで様々です。
彼女は、朝から晩まで、休みなく変わらない愛で、皆を抱きしめ続けます。

彼女は、いいます。<私にとって、抱きしめることは、礼拝なのよ。>
私は、悲しみに寄り添い、抱きしめ続けている姿に、尊敬が尽きないのです。
愛は無限であることを、彼女は体現します。

アンマに出逢ったのは、10年前。2010年の7月25日。グル・プールニマ(先生の為の満月)と呼ばれる日でした。

翌年、2011年3月11日に東日本大震災が起きました。

震災直後、私は、ヨギーで開催されたヨガのワークショップで、現在仙台で復興支援活動を続けているPeaceful Yoga Sendai代表の笹川典子さんと、さとうゆみさんと再会しました。

お互いが、現実の受け入れ方が分からない状況でしたが、私たちにもヨガを通じて、何かできることはないか?と、湧き上がった強い想いを覚えています。
その想いの火は、消えることなく、半年後、彼女たちに賛同する仲間に迎えられ、ヨギーの支援も受けて、ヨガによる復興支援が始まりました。ヨガのチャリティクラスに、現地で活躍するヨガインストラクターさんがたくさん集まってくれました。

彼女達と、初めて被災地を訪れた時、その被害の爪痕にショックを受けました。
何もなくなった大地に、生命の力を知らしめるようなヒマワリが、咲き誇る姿を印象的に覚えています。
そんな打ちのめされたような気持ちのままで、鎮魂を祈る為に、たくさんの尊い魂が旅立った七ヶ浜の浜辺に向かいました。
そして、とても不思議な感覚を経験したのです。
それは、共に祈りを捧げていた時です。
まるで、命を応援するような暖かなエネルギーが、私たちを包んだのです。
祈りの後、互いに目を合わせました。同じ感覚を共有していて驚きました。
とても優しいエネルギーでした。
まるで、悲しみを照らす暖かな力が降り注いでいるようでした。

偶然、この七ヶ浜は、アンマが祈りを捧げた場所でした。来日した際に、彼女はスケジュールを強行して、被災地に向かい祈りを捧げていました。

復興支援。その言葉とは逆に、私は、たくさんの暖かな力を頂いてます。
出逢う方々の笑顔は、暖かな輝きのようでした。
切ない現実に立ち向かう様々な姿に、勇気を学びました。

勿論、今も辛く不安な状況に困窮する方もいらっしゃいます。
それでも、そんな方々の命の力と微笑みの力を願い、信じています。
これも、全ての方に生命力の神性を見出して抱きしめるアンマが、教えてくれた祈りの力です。

写真は、被災地・荒浜に捧げられる祈り。

震災から9年の間、私にも、Peaceful Yoga Sendai彼女達にも様々な事がありました。彼女達は、ママになり、様々な苦難を乗り越えて、益々素敵な女性に成長しながら、Peaceful Yoga Sendaiへの賛同の和を拡げて、たくさんの方が参加する大きなイベントへ成長を果たしました。頑張ってきた姿を思い出すと、胸がきゅんとします。

写真は、Peaceful Yoga Sendaiボランティア・スタッフの方々と。

私も、父の介護から天国へのお見送りなど、様々な試練に向かい、乗り越えてきました。人生の流れの中で、Peaceful Yoga Sendaiの仲間にも、参加者にも、被災地で出会うたくさんの笑顔に、暖かなパワーと、自然からも、勇気を頂き続けています。

先日、スリランカを旅した際、老夫婦の愛に満ち溢れる自宅に滞在していました。お料理を手伝いながら、旦那さまが、奥様とのことを話してくれました。
<私たちは、いつでも助け合って生きているんだ。いつでもね。>
にっこりと、眩しい笑顔でした。

その規模が大きくても、小さくても、自分と、誰かの幸せを祈ることは、人生の本当の豊かさを示すようです。

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公民館の一室からスタートしたヨガのチャリティクラスは、いまでは、丸一日18クラスをドネーション形式でおこなう大きなイベントへと成長しました。

今年も、2020年も3月8日(日)に「Peaceful Yoga Sendai」が仙台で開催されます。私は、瞑想を通じて、未来を創りだす心をガイドします。
Peaceful Yoga Sendai

また、Peaceful Yoga Sendaiに賛同したチャリティ・イベントがヨギー・湘南藤沢店で開催されます。インストラクターのミカさんが主催する復興支援イベントです。
3月20日開催<想いを届ける*チャリティヨガ> FBページ
スタジオ・ヨギー湘南藤沢ブログ

文 ヨガインストラクター リー/編集 七戸 綾子