忙しい人ほどしっかり休息をとったり、思わぬことでリラックスできたり。
何で「あー疲れがとれた!」かは人それぞれ。頭と体を切り替えて明日への活力を充電。そんな、いろんな人の休息をシーンで綴ってみました。

松中 権NPO 法人グッド・エイジング・エールズ代表

まだ動き出していない早朝の街をジョギングするときに、僕は自分がとてもリフレッシュされたような感じがします。代々木公園や明治神宮の緑が近くにあるせいか、都心なのに空気も澄んでいて。もちろん、体は運動しているのですが、そういう時って逆に頭の中はクリアで、仕事やNPO のことでいいアイディアが思いついたり、深い思考に入って行けたりも。

マレヨガインストラクター

ある休日、子どもと大きな古い桜の木がある公園に行ったんです。知らない子もいて遠慮がちに遊んでいたんですが、風がさーっと桜の花びらをシャワーのように降らせた。その瞬間の美に、そこにいる皆が共感。「大人と子ども」という役割を超越し言葉もいらないまま花輪を作って遊びました。平穏で完全調和がとれた時間でした。

丹羽 博美NY在住

外でおやつ!というと娘は大喜びでお手伝い。今年は長い冬だったので、数ヶ月ぶりのピクニック。揺れるタンポポや少し肌寒い風、子どものふとした横顔に癒され、エネルギーをチャージしていると感じました。食べた後マットの上に寝転がったり、裸足で草の上を歩いたりして、太陽と大地からのエネルギーを受け取ります。

瑞穂 まきライフオーガナイザー

妹が住んでいるハワイのモロカイ島で過ごした休暇は、まさに究極の休息でした。ビーチには私たち以外誰もいなくて、小さな裸足の姪について日差しの強い街を歩く間に日常から離れられました。それは、時間に追われず何も考えない贅沢な時間。次に何をするのか決まっていない時間に浸っていると、心身ともに休まりますね。

山祥 祥子エディター・プランナー

都心から1時間半の避暑地のSOHO で仕事をしています。太平洋までほんの数分の好環境ですが、早朝から寝る直前まで働いてしまうこともあり、区切りをつけたいときにコーヒー豆を焙煎するように。だいたい4日分くらいを手鍋で20 分。パチパチはぜる音とともに漂う豆の香りで、一日が終わったなあと言う気持ちになります。

編集 山祥 ショウコ