そろそろ、方々からりんごが集まってくる時期ではないだろうか。お歳暮や友人の実家からのお裾分け、母の故郷の知り合いから送られてきたもの、自分で買ったものなど、只今4種類がある。すぐには腐らないから、と油断していると、意外と早く傷み出したりぼやけた味になるから、積極的に使いたい。

毎年何度となく作るりんごのクランブル。クランブルとは、ぼろぼろに崩れるという意味が語源の、そぼろ状のクッキー生地の事で、一般的には小麦粉、砂糖、バターを混ぜ合わせたものを、果物やケーキにのせて焼く。わたしの好みはオートミール入りで、植物性油脂のもの。砂糖もきび砂糖など茶色いものが素朴に仕上がって良い

まずはりんごの甘煮作りから。品種はアップルパイ向きの紅玉が理想だが、ふじなどでも十分。ただ、先日ジョナゴールドで作ろうとしたら果肉がみるみるとろけてしまい、ペースト状になってしまった。食べてみて、モサっとしたりんごは向かないようだ。りんご2個は4つ割りにしてから皮をむき、いちょう切りにする。鍋にりんご、レモン汁1/2個分、好みの砂糖大さじ2を入れ(砂糖無しでもいいが、その場合は初めから水を少し加える)、15〜20分ほど中火で炒め煮にする。りんごから水分が出るが、途中で焦げそうなら水を足す。透明になって、かさが半分くらいになったら出来上がり。

クランブル生地を作る。ボウルに全粒粉100g、オートミール50g、茶色い砂糖40g、植物性油脂(菜種油、太白ごま油など)70g、塩ひとつまみ、シナモン少々を入れ混ぜる。りんごの甘煮にレーズン40gを混ぜたものを、をバット(13×17cmくらい)かグラタン皿等に入れ、その上にクランブル生地をまんべんなく乗せる。200℃に温めたオーブンで25分焼く。

熱々にバニラアイスクリームを添えるのが最高。もちろん冷めてからでもおいしい。生のりんごで作る方法もあるが、焼いているうちに水分が出過ぎてしまうので、甘煮にするのがりんごの味も凝縮するのでおすすめ。

写真&文 中村 宏子