12月あたりから始まった柑橘リレー(さまざまな柑橘類が順々に出回るさまをそう呼んでいる)は、寒い冬の楽しみでもある。中でも心待ちにしていた金柑が、店頭はもちろん、家々の庭先にも輝いていて嬉しい。皮ごと丸のまま食べられるのも金柑ならでは。

まずははちみつ煮。金柑のヘタを取り、皮に1本切り込みを入れておく。小鍋に金柑と同量のはちみつを入れ、アクを取りながら20分ほど煮る。金柑の皮には強い苦味が無いので、茹でこぼす必要は無いので手軽に作れる。

金柑とみかんのマーマレード。金柑300gは縦に4つ割りにし、種を取り除く(種がお茶パックかガーゼに入れておく)。みかん1こは果汁を絞っておく(果肉が入っても可)。金柑と果汁を合わせて重量を量り、その半量の好みの砂糖とレモン汁1/2こ分を混ぜ鍋に入れ、先ほどの種の袋も入れて火にかける。煮立ったら火を消し蓋をし放置して、冷めたらまた火にかけ煮立ったら放置。3度目に火にかけて10分ほど煮詰める。

金柑と白菜のサラダ。金柑は輪切りにしてから種を取り除く。白菜は柔らかい葉の部分だけを適当な大きさに切る。トレヴィスや紫からし菜等の紫色の野菜も適当な大きさに切っておく。ボウルにすべてを入れ、オリーブ油、ワインビネガー、塩、こしょうで調味する。

書いているうちに金柑が恋しくなって、ひとつつまむ。洗ったものを器に入れて置いておけば、気が向いた時にすぐ食べられる。こんなに金柑が好きなのならと、何年か前に苗を買って植えたものの、まとまった収穫にはまだ数年はかかりそうだ。金柑がたわわに実るのを夢見て待っている。

写真&文 中村 宏子