「ピラティスをするとコアが鍛えられる」などと聞いたことはありませんか? 「コア」とは核を意味する英語のcoreですが、よく「体幹」と訳されます。では、体幹とは実際どこなのかというと……ピラティスの流派によってもさまざまな解釈がありますが、背骨、背骨に付随するインナーマッスルなど、身体を支える胴体部を指します。

コアが安定してしなやかに動けば、バランスのよい理想的な姿勢に近づき、体のゆがみからくる痛みやケガを防ぐことができます。また、使うべき筋肉を正しく使えるので、新陳代謝がよくなるといった効果も期待できます。

コアを鍛えるには、安定させる力と柔軟性の両方が重要。まずは、安定を意識して練習してみましょう!

練習のツボ!
動かさないところも意識して、コアを安定させる力をつけよう

例えば、ニーフォールドで脚を上げるとき……

OK 上半身はほぼ不動のまま、脚をコントロールしながら動かせる。身体の中心軸がぶれない。
NG 背中が床から離れて腰が反り、脚だけでなく全身が動いてしまう。身体の中心軸がぶれる。

取材・文 古金谷 あゆみ/「スタジオ・ヨギーのある生活」vol.6より