春が待ち遠しいこの時期。あたたかくなってくるとうれしいはずなのに、スギ花粉アレルギーを持っている人にとってはゆううつな季節ですよね。

さまざまな花粉症対策がありますが、今回は、鼻の不快症状を緩和する方法をヨガインストラクターのミサト先生に、その注意点を医師 石井正則先生にきいてみました。

「ヨガの身体技法の過程で、身体の反射を健やかな状態にするために、クリヤー(浄化作法)を取り入れています。その一つにネティがありますが、これは顔の筋肉のリラックス状態を保ちながら、体液に近い塩分濃度のぬるま湯を、一方の鼻から反対の鼻へと流していくというものです。

これにより鼻腔内の不純物を取り除くとともに、侵入した異物に対しての反射活動を鍛え健やかにし、対応できる身体にするという目的があり、近年では花粉症などのアレルギー反応に対する効果が期待されています。

症状が出る前から日常的に行う(起床時)ことがポイントとなりますが、動物性食品・化学添加物・白砂糖などの摂取を必要最小限にし、免疫力・自然治癒力を保ち高めることも大切です。」(ヨガインストラクター ミサト先生)

また、ご自分で実践する前に、初めは指導者のもとで行うのがお勧めとのこと。正しい方法を知っておくと、安心してできますね。

ほかにも、
・体調不良や炎症を起こしている時は控える
・鼻腔内の水分を鼻息を飛ばすようにしっかりと出し、うつ伏せで休むこと
・容器は陶器やステンレス、銅製のものよく、清潔に保つ
というアドバイスをいただきました。

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編集 七戸 綾子