こんにちは。キミです。2000年に瞑想を深める為に初めて渡印して以来、毎年数回ほどインドにわたり、生活の中にあるヨガや瞑想を学んでいます。

インドの神さまはインドのみなさんにとって大変身近な存在で、生活にも深く密着しています。インドツアーでご一緒する寺院やアシュラムはもちろん、町の至るところでその文化を垣間見ることができます。そこで、今回から、ヨガとも関係のあるヒンドゥー教の神さまについて、少し書かせていただきます。

ガネーシャ神というインドの神様は、インドでも大人気の、象の頭を持った神様です。日本では、「夢をかなえるゾウ」の本で、少し知名度が上がった神様でしょうか。

ガネーシャ神は、ガナ=群衆、イーシャ=主という言葉からなり、群衆の主という意味になります。私たちが直面する困難や障害を取り除くことから、事始めにいつも礼拝され、商売や学業の発展をサポートする神様です。

このガネーシャ神のポスターはオンラインショップSitaRamaでみつけました。

ガネーシャ神はネズミを乗り物にしています。いつも何かを恐れ、せわしなく動くネズミは、私たちの心の象徴です。一番大きな動物である象の頭を持つガネーシャ神が小さな動物に乗ることの意味は、小さくて落ち着かない心を英知(ガネーシャ神)がコントロールしているという象徴です。私たちも、感情で揺れ動く心に対し、内側にある英知をいつも忘れなければ、それをコントロールすることができるということです。

また、ガネーシャ神の大きなおなかは、どんなことでも消化するおなかです。私たちは、良い経験は消化できますが、そうではない経験は否定的な記憶として残り、何度も思い返して、それらに影響されることさえあります。しかし、ガネーシャ神のおなかは、良い経験もそうではない経験も消化することのできる力を表します。

インドの神様は、日本の八百万の神のように、たくさんいらっしゃいます。多くの神様は、人間のような顔で表現されますが、ガネーシャ神は、象の頭を持った姿で表現されます。

もともとガネーシャ神は、女神パールヴァティが創り出した、少年の姿をした神様でした。しかし、勘違いによって首を切られたのが救われるべく、神聖な方角で見つけられた象の頭をつけられ息を吹き返し、今日礼拝されています。インドの神様のイラストには、様々な神話や象徴がこんな風に含まれています。

インドに行くと、オートリキシャやタクシー、バスのドライバーさんが、運転席に、ガネーシャ神の像を置いたり、シールを貼ったりして運転しているのを見かけます。熱心な方になると、その像の前にお花が供えられていたりすることもあります。

会社の名前も、例えば、『ガネーシャトラベル』とか、『ホテルガネーシャ』など、神々の名前を使うケースも少なくありません。そんな風に、町の至るところで神様の名前や姿を見るので、インドにいると、神さまを友人のように身近に感じられるような気持ちになります。

ガネーシャ神を礼拝するとき、インド人は、両手を交差させて耳をつかみ、膝を何度もまげて礼拝します。実はこの動き、記憶力をよくする動きだと最近の脳の研究で明らかになっているそうです。

インド人の記憶力の良さは、礼拝の方法からも培われているのかも?と興味が尽きません。

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文 ヨガインストラクター キミ/協力 SitaRama/編集 七戸 綾子