1年でもっとも月が楽しめる、神秘的で特別な2日間がスタートしました。 今日(27日(日))は、1年で一番キレイな月といわれる「中秋の名月」。明日は、月が1年でもっとも地球に近づく「スーパームーン」!月がいつもより約30%明るく、約14%大きく見えるといわれ、まさにお月見には絶好のタイミングですね。

ヨガと月の関係
アシュタンガヨガでは、満月と新月の日は練習をお休みします。また、月のリズムと女性の生理周期が同じ28日ということもあって、このサイクルを取り入れるクラスもあります。こう見るとヨガと月は深い関わりがあるように感じますが、実はヨガの経典であるヨガスートラでは、月とプラクティスの関係について言及されてはいません。なんだか意外ですよね!

でも、月のサイクルと潮の満ち引きが関係しているように、約7割が水分といわれる私たちのカラダも月の影響を受けていると考えるのは、とても神秘的ですよね。

アーユルヴェーダと月は関連が深い!
一方、ヨガと源を同じくする東洋の伝統医学である「アーユルヴェーダ」には、月との関連性を感じる教えが多く見られます。

たとえばアーユルヴェーダでは、月の光を浴びることで夏に浴びたカラダの熱が沈静化され、ココロとカラダの疲れを癒すことができるといわれています。また、月の光を浴びて友だちとおしゃべりをしたり(お月見っぽい!)、水を入れた銀の容器を月に浴びさせて飲む健康法もあるとか。さらに月光浴は最高の美容とされ、あのクレオパトラも、薬草のオイルマッサージをして月明りを浴びる美容法を実践していたそうです。

一番大きく見える瞬間は?

国立天文台によると、月がことし一番地球に近づくのは、明日28日(月)の午前10:46とのこと。…ということは、日本では月が本当に一番大きな瞬間は見られない!? ちょっと残念ですが、この2日間は月がいつもよりずいぶん明るく大きく見えることに変わりはなく、天気がよければ十分楽しめるはず。今日と明日はアーユルヴェーダにならって、月明りを浴びながら、たいせつな人とゆっくり語り合ってみませんか?

ちなみに欧米など大西洋方面では、スーパームーンだけでなく、皆既月食まで楽しめるそうです! うーん、うらやましい! 日本でことし一番大きな月を見たいときは、28日(月)に早起きをして、朝5:16頃、西に沈んでいく月を見てみましょう!