クラスによって呼吸のしかたが違い、戸惑ったことはありませんか? 日常生活で「気持ちいい呼吸」ができることを、目標のひとつとしているのはどれも同じ。ただ、そこに向かうアプローチが少しずつ違うようです。疑問を解消するシリーズ第2弾。気持ちいい呼吸へのヒントをみつけてください。

腹式呼吸 or 胸式呼吸

実際に空気が入るのは肺ですが、肺を広げるためにどこを動かすかによって腹式呼吸、胸式呼吸、肩式呼吸などと呼ばれます。私たちの体は、無意識のうちにこの3つを組み合わせて呼吸していて、どんな呼吸がしやすいかも人それぞれです。

YOGA
どちらも

流派や目的によって異なりますが、ヒントとしては体にとって自然な呼吸に戻していくこと。シャヴァーサナやリラックスしているときは腹式、太陽礼拝や忙しいときは胸式というふうに、日常でもポーズでも体は自然に反応していることにまず気づきましょう。

PILATES
腹圧をかけた胸式呼吸

「胸式ラテラル呼吸」が特徴です。「ラテラル」とは「横に、水平に」という意味の英語。横隔膜を下げるのは腹式と同じですが、腹圧をかけてお腹を深くひきいれたまま、肋骨を左右にも背中側にも広げて息を吸います。つまり、ハイブリッドとも言えますね。

BEAUTY PELVIS
どちらも

基本的には自然呼吸ですが、骨盤の動きを意識するための練習は腹式呼吸でおこないます。吸う息でお腹がふくらんで骨盤は前傾し(腰が反る方向に傾く)、吐く息で骨盤は後傾してもとに戻ります。この骨盤本来の動きをとり戻すことが大切です。

取材・文 古金谷 あゆみ/「スタジオ・ヨギーのある生活」vol.10より