2015年04月09日

米カンファレンス<Wisdom2.0>で、最前線のMindfulness瞑想に迫る~Day2~

スタジオ・ヨギーを展開するロハスインターナショナルの坪井です。
2月27日(金)~3月1日(日)の3日間、アメリカのサンフランシスコで開催されたWisdom2.0に参加してきました。
Wisdom2.0は、最先端のマインドフルネス瞑想についてのカンファレンスです。近年アメリカでは、アップル社の設立者である故・スティーブ・ジョブズ氏が瞑想に取り組んでいたことも一因となって、瞑想への注目が高まりつつあります。多くの研究者が科学のメスを用いて瞑想の効用を明らかにしつつあり、メンタル・コントロールの一つの手段として、また、集中力の向上、直感力を鍛える手段として、瞑想の実践者も徐々に増えてきています。そのようなアメリカでの“マインドフルネス瞑想”の最前線に迫ってみたいと思います。

Wisdom2.0は、スピーチ・セッションと並行して、ヨガ、マインドフルネス瞑想のPractice(実践)セッション/参加型セッションも開催されています。Day2では、Practiceセッション/参加型のセッションを中心にご紹介します。

 

Practiceセッション~朝の瞑想セッションにも多くの人が集まる

 

Wisdom2.0は、スピーチ・セッションと並行して、ヨガ、マインドフルネス瞑想の実践・参加型セッションも開催されています。
Wisdom2.0の2日目は、実践・参加型のセッションにも積極的に参加してきました。

 

まずは、朝に開催されている3つのPracticeの中から、Morning Meditation(朝の瞑想セッション)です。朝早い時間にも関わらず、70人以上が集まっています。3人のスピーカーの方々から、椅子に座り、呼吸を整えるような指示があった後、隣の席の人、周りの人に「I love you」と伝えましょう、と瞑想の導入が始まりました。日本人の私としては、「いきなり知らない人にI love youといって大丈夫?」と最初は抵抗を覚えましたが、思い切って言い始めると、意外と言えちゃうものです(笑)。そして、見ず知らずの人からであっても、I love youと言われると、なぜかうれしい気持ちになります。このようなワークショップが、マインドフルネス瞑想が重要視する「他人に対するcompassion(思いやり)」を持つきっかけになるのだろうなと感じました。

 

今回のMorning Meditaionでは、ステージ上のスピーカーの方々のガイドに従ってマインドフルネス瞑想を行いました。これまでガイドに従って瞑想することが少なかったので、私にとっては慣れない経験。HeadSpaceというアメリカで人気の瞑想アプリにも、アプリ運営会社の創業者自ら行うガイドがついていることを考えると、アメリカでは瞑想中のガイドも一般的なのかもしれません。ランチでテーブルが一緒になったアメリカ人の女性も、瞑想歴が短い自分にとってはガイド付きの方がやりやすいと言っていたため、初心者にとってはガイドがあった方が瞑想を行いやすいのかもしれません。

 

朝から45分間しっかり瞑想をすると、頭の額のあたりに熱を感じ、活性化しているのを感じました。本来であれば、副交感神経が優位になり、リラックス状態に入るはずなのに……ただ、完全に瞑想に没頭しきれたとは言えないものでした。

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参加型セッション~参加型のセッションは、人気コンテンツの一つ

 

Wisdom2.0では登壇者のスピーチを聞くセッションが多いものの、参加型のセッションも盛り込まれています。Wisdom2.0の2日目に私が参加した「Live your purpose」というセッションも、参加型セッションでした。100人くらいの参加者が、3~4人ずつテーブルに分かれ、さまざまな「Path」(道)と「North Star」(北極星)の絵を見せられた後、自分のPathとNorth Star(人生の目的、のような意味合い)へ想いを馳せるガイドに従いながら、マインドフルネス瞑想を行います。その後、グループごとに、自分のPathのイメージと自分にとってのNorth Starについて話し合うというワークショップを行いました。

 

アメリカでは、自分の考え、特にプライベートな話を他人と共有することを重視しており、その一環としてのワークショップでした。日本では初めて会った人に対して、自分のこれまでの人生の軌跡を話し、自分の人生において何が大切だと思っているか、という内容を話す機会は少ないかと思います。緊張しながら私が話し始めると、周りが一生懸命耳を傾けてくれている様子がわかり、少しずつ心を開いて自分のことを話すことができました。思い切って自分のプライベートな話を打ち明けると、一気に同じテーブルのメンバーとの距離が縮まります。そのため、セッション後も、グループのメンバーとそれぞれの日常生活・仕事の悩みなどについて会話が続きました。こうやって、同じようにマインドフルネス瞑想に興味・関心が高い人たちのコミュニティーが広がっていくのだな、と感じた機会でもありました。

 
最終日Day3では、アメリカのマインドフルネス瞑想の現状を総括します。
 
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