スタジオヨギー インストラクターのレナです。
今回の【ワンポイント・アドバイス】は
「サイド系エクササイズで
ターゲットとなる筋肉に意識を傾けにくい」
という悩みに挑戦。
サイド系エクササイズとは
オイスターやサイド・ライング・レッグ・シリーズ等
難しい側臥位で体幹の安定を保ちながら
股関節を動かし、鍛えていくエクササイズです。
![](http://www.studio-yoggy.com/blog/wp/wp-content/uploads/2017/04/img1492836273787-300x300.jpg)
つまり
側臥位での体幹の安定が前提となるわけです。
そこで、まずスターティング・ポジションを
丁寧に整えましょう。
横向きにお尻をついたら、肘をついて上体を起こし
ランドマークの配置を整えます。
腕を伸ばし、肩と大転子※の位置を合わせます。
同時に、マットの端に
頭の裏・胸の裏・仙骨の裏という3つの面を
平行に並べましょう。
![](http://www.studio-yoggy.com/blog/wp/wp-content/uploads/2017/04/img1492836398313-300x300.jpg)
それから丁寧に上体を倒し,
両方の肩・骨盤がそれぞれ天井から眺めて重なるよう
イメージで整えます。
![](http://www.studio-yoggy.com/blog/wp/wp-content/uploads/2017/04/img1492836468277-300x300.jpg)
課題はここから先です。
側臥位は接地面が少ないため
バランスにチャレンジ的な姿勢になります。
多くの場合は腹筋の安定が不十分で
前傾姿勢になったり
腰が反りやすくなったりします。
丸まったり、反ったり、捻ったりというブレを
最小限にとどめるために
姿勢を保持するための筋肉たちを総動員します。
身体の中心軸を上下に引き伸ばす感覚、
(頭頂部を引かれる意識や
坐骨・尾骨を反対方向へさす意識)
みぞおちと恥骨を縦につなぐ意識と
肩甲骨の間辺りと仙骨を長く離す意識、
左右のウエストをともに長く保つ意識、etc…
ゆえに側臥位のエクササイズは
クラスの終盤に登場することがほとんどでしょう。
ここに別のタスクが加わるのですから
難しく感じられるのも無理はありません。
ですが、
こんなふうに身体全体をバランスよく働かせながら
動作を行っていくからこそ
ピラティスが
安全で機能的なトレーニングと言えるのです。
ぜひ、身体の感覚を研ぎ澄まし
エクササイズの質をレベルアップしていきましょう。
※
太ももの骨の一部。
脚の付け根の外側、骨盤の下あたりに位置し、
腰骨(骨盤の上の部分)から下になぞっていき、
ボコッと出ている骨が大転子です。
ゴールデンウィークには以下の日程で
ジェントル・ピラティスのクラスがあります。
是非この機会にお越しくださいませ。
4/29(土) 11:15-12:00
5/4(木・祝) 12:00-13:00
5/6(土) 11:00-12:00